毎週、1回、実家の父のところへ気功療法をしに通う事にした私。
とにかく最初は腎気をひたすら補い、
干物を水にひたしてもどすがごとく、
というような療法をしていった結果、
3回目くらいで、
乾燥のすすんだミイラ状態を脱し
固いながらも少し人間らしさがもどってきて
ほっとしました。
けれども、まだまだ足の麻痺、しびれ、疲労感、頻尿、など、
症状はとれず、普通に生活するのには、ほど遠く、
父も少し、あきらめている様子でした。
けれども、この時点で、
父の氣の世界では、ちょっと面白いことが起きたのでした。
壮大な小周天がまわったのです。
その、衰弱し、小さく、固くなった身体とは対照的ともいえる、
力強く、美しい、荘厳で、流麗な、
どこまでの世界がまわるのだろう、
と思わせるくらいの小周天。
その小周天を見た時、
私は、「ああ、大丈夫かもしれない」
そんな希望の光が見えたのでした。
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