気功療法で病気の部分を拝見します。
そこで、気がつく事があります。
病気は、身体の中で孤立しています。
エネルギーがうまく届かない、通わない、
遮断された場所に起こってくる事が、大変多い。
ということです。
血管や、神経などが、
細くなっていたり、硬くなっていたりして、
うまく病気の場所まで、血液や栄養が届かない状態です。
栄養が充分に届かない細胞は、元気がなくなったり、
お腹がすいて、ぐれたり、すねたりして、病気になります。
気功では、
病気は全てエネルギー不足から起こると解釈します。
そのエネルギー不足、まわりから遮断された状態、
それが、病気なのです。
けれども、身体をゆるめて、
新陳代謝を高め、血流をよくして、
充分に、その病気の組織、細胞に
エネルギーを送り届ける事ができれば、
その孤立した組織、細胞が、全体と一体となれば、
病気は自然治癒力によって治る、
気功では、そう捉えていきます。
非常にシンプルで簡単なメカニズム。
孤独、孤立から全体とのつながりをとりもどせば、
その病気が治る
そして、気功も私という個から解放して、全体へ戻っていく、
そんなふうに練習をしていきます。
他と私との間の壁をとりはらい、殻を破り、
意識を広く、全体で捉えていきます。
それが、楽しく、朗らかに日常を送るために
大切なことと捉えます。
そして、それは、気功上達のための大切な心得なのです。