先日、今まで体験したことのない泉質の温泉に出会いました。
そうはいっても、私は、温泉好きというわけでもなく、
お風呂は温泉でもカラスの行水系で、詳しいわけでもないです。
そんな私が、いつまでも入っていたい!と思う、不思議な温泉に出会いました。
それが、伊豆の河津にある慈眼院の宿坊、禅の湯さんの温泉です。
そのお寺の敷地から温泉がこんこんと湧き出でて、無加温で無殺菌、源泉掛け流し。飲むこともできて、自然そのままの恵みの、純粋なお湯を堪能できる、とてもぜいたくな宿坊です。
とはいえ、特に温泉に思い入れもない私は、何も考えずに、わ〜い!と入って、他に誰もいなかったので、お湯をかきまぜたりして遊んでいたのですが、
急に気がつきました。
あれ?お湯が変?すっごく柔らかい?
いや!かわいい!
このお湯はかわいいぞ!
そのかわいさは、赤ちゃんのような「かわいさ」とでもいうのでしょうか。まさに、純真無垢な、かわいいお湯なのです。くせも全くありません。いつまでも入っていたい、というか、自然に長湯して、ちっともいやになりません。
そのお湯は、まるで生まれたて?生まれたまま。
柔和で、粒子は細やか。親和性が高いのです。
お湯自体が、ほんわか。とってもリラックスしています。
お肌もすべすべになって、とても元気になります。
もしかしたら、赤ちゃんのように、素直で、純真無垢に、かわいくなれる効用があるかもしれません。
禅の湯さんは、慈眼院の宿坊です。ご本尊は聖観世音菩薩さまです。
宿坊には、水瓶を持った観音様がいらっしゃいました。
私は仏教は詳しくないのですが、
観音様の持つ水瓶には、功徳水というお水が入っているらしく、そのお水は尽きることがないそうです。
功徳水とは、観音様の慈悲の聖水、命の水という解釈もあるようです。
この温泉も尽きることなく、豊かにこんこんと湧き出でて、訪れる人を癒してくれます。そして、これはもしかしたら、現実に体験できる功徳水なのではないか?そんな想像がふと湧き上がるほどだったのです。
気功をされている方でしたら、このお湯の持つ気質、エネルギーは、腎臓に氣を入れる参考になるのでは、と思います。
すると、健康や幸せが観音様の功徳水のごとく、もたらされるのかもしれません。