少々邪気あたりしてしまったようで…。
いやはや、お恥ずかしい限り。
そんな中、悠々としたもの、雄大なもの、力強いもの、自由闊達なもの、に触れたくなりました。
それも、山や海、空などの自然ではなくて、人で。お手本になる人に会いたくなったのです。
そんなわけで、7月8日までで、もうすぐ会期終了の、
かねてから行きたかった山種美術館で催されている
国宝の風神雷神図で有名な、大好きな俵屋宗達さんに会いに行ったのでした。
会場はすいていて、ラッキーとばかり。
最初に俵屋宗達さんの描いた、カラスの絵に向き合って、しばし佇んでいると、
(↑山種美術館twitterより拝借、実物はとんでもなくすごい。エネルギー半端ないです。)
それはそれは、縮小した心、中丹田に大量のエネルギーが注ぎ込まれるのでした。
ありがとう。俵屋宗達さん。どうでもいいじゃ〜ん的な迷いなきカラスさん。
それから、今回のメイン。
槙楓図 17 世紀(江戸時代) 紙本金地・彩色 山種美術館 伝 俵屋宗達(生没年不詳)
の前でしばしのんびりと。(↑会場はこの絵だけ写真撮影大丈夫です。)
30分くらいでしょうか。
やはり、大量のエネルギーが、これでもかあ!と中丹田に注ぎ込まれます。
心から風船のようにふんわり、じんわり、さらにぶわーっと膨らんでいき、
いつしか自分という存在が消えていくのですね。
俵屋宗達さんの絵、筆には迷いがなくて、
その心意気、勢い、大きさ、重厚感、明るさ、スピード感、創造のエネルギー、
たっぷりいただきました。
本阿弥光悦さんの書も素敵で、やはり迷いがありません。
(↑山種美術館twitterより拝借、実物はとんでもなくすごい。エネルギー半端ないです。)
四季草花下絵和歌短冊帖 の俵屋宗達さんの絵との相性も素晴らしく、
一体感のあまりの自然さ、大好きになりました。
お二人の作品にはなぜ、迷いがないのでしょうか。
中丹田に注ぎ込まれたエネルギーの中にその答えが見つかったように思います。
さて、元気にリスタートといきましょう。