• 東京 下北沢徒歩3分 氣はあたりまえの星ノ氣功です。

最近、講座の中で、それから、ちょっとしたお話の中で、

 

食べ物はどんなのがよいですか?

 

ときかれることが多くなりました。

 

 

基本的に普通の、ご家庭でつくったり、

元気な気のいいおばちゃんやおじちゃんがつくっている食堂の美味しいご飯だったり、

生命力あふれる料理人さんがつくってくれる料理だったり。

そんなご飯を美味しく召し上がっていただければよいと思います。

 

 

さて、おそらく、食べ物について質問をされることの多くの原因は

世の中にあふれる、お肉をたくさんとると長生き!とか

野菜だけがいい!

果物をたくさん食べると元気になる!

などの、様々な情報が飛び交っていることではないかと思います。

 

 

そのような情報があると、やはり翻弄されます。

 

 

実は、私たちの遺伝子は一人一人ちがいます。

人種や生まれた土地、お母さんやお父さんの体質などで左右されます。

食べ物を消化して栄養にする力も、この遺伝子が支配しています。

(遺伝学者のお医者様の書いた、この本が詳しいでしょうか↓ )

ですから、

お肉をたくさん食べて、それが効率よく栄養になり、長生きできる人。

果物をたくさん食べて、それが効率よく栄養になる人がいる一方で、

逆にお肉を食べてもあまり栄養にならない人、

果物を食べると具合が悪くなる人、

もいるわけなのです。

 

 

これは遺伝子がなせる技で、最近は遺伝子を検査すればある程度はわかるようですが、調べるのもめんどうくさいですし、まだまだ、全ては解明されているとは言い難い状態です。

 

 

誰かにとてもよい作用のあった食事法が、必ずしも自分にあうかどうかはわからないのです。その人と自分では遺伝子が違うからです。

 

 

基本的に、あまり極端になりすぎず、今日、食べたいもの、体の欲しているものを食べていただくのがよいと思います。

 

 

そして、自分の祖父母、お父さんやお母さんが健康で長寿ならばラッキーで、小さい頃から家で食べていたような食事が身体に合っている可能性は高いです。

 

 

けれども、せっかく気功ですから、しいて言うならば、生き生きと生命力に満ちている食べ物を食べるのがよいかと思います。これが「気のいい食べ物」の条件のひとつだと思います。

 

 

食べるということは、その相手の命をいただいて、自らの生命力にする行為です。

感謝して、自分の栄養、活力にします。

 

 

それでは生命力あふれる食べ物とはどんなものでしょう。

まず、生命力ある土地で育った、野生的な環境で育った、新鮮な野草やお野菜、果物でしょうか。

これはほぼ、現代で望むのは無理ですので、スーパーで見て美味しそう!と思う、お野菜や果物を買っていただければよいと思います。買う時に生きているものです。

お豆などは、乾燥していても、種であり、発芽する生命力ありますから、生きているということで、とてもよいと思います。お米も種ですから、生命力あります。購入の際、精米してからあまり日数がたっていない新鮮なものがよいと思います。

 

 

それから、調理はシンプルで簡単なものがおすすめです。忙しい人にとっては便利です。

生のまま。切っただけ。ゆでる。蒸す。塩をしただけ、煮物、味噌汁など。

素材の生命力を生かす調理法です。

言葉にするとかっこいいですけれども、簡単便利ですぐできる、めんどうくさがりでもできちゃった、というような方法です。

 

 

また、発酵食品は生きています。小さな命がたくさん生きていますし、保存もききます。漬物や、納豆、ヨーグルト、チーズなどがあります。冷蔵庫に入れておいて、出せばそのまま食べられます。お肉やお魚も、小さな命が生きている塩麹や粕漬けにすると酵素の力で半分消化している状態になります。消化力が弱っている人にも消化の力がいらず、効率よく栄養になります。

 

 

昔の日本人は食べ物が収穫できない寒い冬はこのような保存食を食べて過ごし、冬も効率よく生命力を摂取していたのかなあ、とも思います。

 

 

醤油や味噌は発酵食品ですから、こちらを酵母が生きている醤油や味噌にすれば、日々生命力を補充できます。ただ、お値段が普通の醤油や味噌より少し高くなりますでしょうか。

 

 

あとは、作る人です。

お食事をつくってくれる人がとても元気ならば元気な味。

やさしい人ならばやさしい味になります。

外食をする時の目安になります。元気な人が調理してくれるお店に行くとよいです。

チェーン店で、同じ食材、同じ調理法なのに、味が違うのは、こんな理由もあるのではと思います。

あとはそのお店のある土地のエネルギーでしょうか。気持ちのよいところにある心地よい、良心的なお店がおすすめです。

 

 

とてもよい腕をした優しい治療家さんがくれるお菓子はとても美味しくて、けれども特別なお菓子でなくても、いつもやさしい、懐かしい、ほっとする味がする。そんな経験をしたことがあります。その食材に触れた人のエネルギーが影響するようです。

 

これも「気のいい食べ物」の条件のひとつになるでしょうか。

 

 

こんなことを目安に日々のお食事を楽しんでいただければと思います。

 

 

そして、本当に体が欲している食べ物を選ぶのに、気功は役に立ちます。ぜひ日々の練習をして、直感を磨いて、今の自分の体にぴったりの、美味しいお食事を召し上がっていただき、健康長生きの役に立てていただければ幸いです。

 

 

さらには、その健康な身体をもとに、食べ物やまわりの環境に左右されない身体へと変化させていくのが、実は本当の気功の目標のひとつなのですから。