1月の真冬、私は朝、早起きして、公園に通い始めました。
霜柱をふみしめながら、何やら憑かれたように、太極拳をしていた私。
ほどなくして、気がつきました。
足が弱い…。
下半身が全然安定しない..。
股関節が固い。
かなりご高齢の方が軽々片足をあげているのに、
私はさっぱり上がらないし、ぐらぐらします。
ゆっくり歩く歩法も、まったくままなりません。
太極拳を10年以上やっている方々には、
あたりまえですが、遠く及びませんでした。
気功で柔らかくなったと思った身体も
太極拳をやるのには、
股関節も足の裏側も、脇腹も固すぎました。
これを克服しなければ、上手にならない、
そう思って、必死で、柔軟をやり、
身体を柔らかくしていきました。
同時に、歩法も
安定して歩けるよう練習して、
筋肉痛になりながら、努力してみました。
けれども、身体は割と簡単に柔らかくなったものの、
下半身は、当初よりはよくなったものの
安定には、ほど遠かったのでした。
下半身は、腎気。
私は腎気が弱い。
気功で感じていた、その事実、
太極拳をやっていくうちに、
さらにしっかりと認識したのでした。