しばし。氣の鑑賞….。
「どう?」
ときかれて、
「これ、あわっ、あわっ、あわっ。
まんまるの透明なあわ、
いや、あれ、ふわーって、勢いよくて
あっかるくて、ものすごく軽くって、
とんでもなく透明!で、ふわーっ、ふわーっ!て。」
我ながら、あわあわとして、あわあわと、何言ってるか、意味不明…
そう思ったのですが、
「いや、そういう人だったんだよね。良寛さんって。子供とずっと遊んでるみたいな。」
意味不明の私の見解に、「歩く文化史大辞典」が妙に納得して答えたのでした。
そういう人..だったらしいです。
作品は自分自身。なるほど。そういうことなのですね。
私の言葉ではなんだかわからないので、少ない知識から選び出した近いものはこれでしょうか。
Perfumeの泡ダンス ♫
♪ You make me happy everyday ♪
良寛さんの作品は、上手い下手などという限定された人間の判断基準を超えた
超絶バランスの作品であるということも、氣を観てみてわかりました。
一文字一文字が、クリアーなエネルギーに満ちた、まんまるの透明な泡になって、
屏風から3D映像のように飛びだして勢いよく飛んでくる感じは、
きっとそんなことを表していたのかもしれません。
そして、その泡の印象がとても強くて、
明るくて、透明で、天真爛漫な、エネルギーが大好きになって、
私はすっかり良寛さんのファンになったのでした。
その3日後のことです。
毎年通っているはずの場所に、
今までそこにあることに全く気がつかなかったのですが、
なんと、良寛さんに再会したのでした。
あれ?!いや!良寛さん。あの屏風の良寛さんだ!
驚いて、しげしげと眺めると、横にこの像について説明書きがありました。
「良寛さん」の像
………………………………………………
このすみれを手に持つ良寛像は、托鉢の途中、
野に咲くすみれを摘むのに夢中になって
大切な鉢の子(托鉢の僧が使う鉄の鉢)
を忘れたほほえましい逸話にもとづいています。
すみれを持ってほえっ?と立っている良寛さん。
綺麗なすみれに夢中になって、托鉢忘れちゃった。
そんなところが像になるなんて、なんて素敵!
さらに、私は良寛さんのファンになってしまったのでした。
良寛さん。You make me happy everyday♪
大好きな人がまた一人増えた、とても幸せな夏休みでした。
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